メタボの人ほどウォーキングの効果は大きい

メタボの人ほどウォーキングの効果は大きい

メタボとウォーキング

 

脂肪は血液に乗って体内のあちこちに運ばれ、各所に溜まっていきます。内臓の周りに蓄積されるのが内臓脂肪、皮膚の下に蓄積されるのが皮下脂肪です

 

そして、メタボリック・シンドロームに大きく関係しているとされるのが内臓脂肪です。

 

内臓には毛細血管が多く血行がよいため、内臓脂肪は皮下脂肪に比べて取り込まれやすく、その反面取れやすい・・・つまり、「つきやすく落ちやすい」という性質を持っています。

 

また、筋肉がすぐに使えるエネルギー源として蓄積されるため、筋肉量が多い男性のほうが内臓脂肪がつきやすいのですが、同時に運動によって簡単に落とすこともできます。

 

ただし、腹筋運動などのような強い負荷を短時間にかけるトレーニングでは、筋肉を大きくすることはできますが、内臓脂肪を落とすことはなかなかできません。

 

ウォーキングのように、軽い運動を続けることのほうが効果的なのです

 

 

そうはいっても、「歩いた程度で本当に内臓脂肪が減るのか?」と思うかもしれません。

 

ウォーキングで内臓脂肪が減った事例

まず最初に私の知り合いFさんがウォーキングを続けた例をご紹介します。

 

Fさん(男性)47歳

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彼は47歳男性の例です。最も注目したいのは、内臓脂肪の面積の変化です。

 

Fさんの内臓脂肪面積は、ウオーキングを始める前は、147平方センチと基準値を大きく上回っていたのが、たった2カ月で85、3平方センチヘと40%以上減りました。

 

おかげでFさんは、メタボリック・シンドロームの判定基準値の100平方センチをらくらく下回ることに成功しました。

 

さらに、体脂肪率は25%から23・6%へと落ちました。中性脂肪も232から134へ、悪玉コレステロールとされるLDLコレステロールも140から118へと大きく減少しています。

 

いずれも基準値をオーバーしていたものを、2カ月で基準内に落とすことに成功しているのです。

 

一方で、体重は4キロ近く減ったものの内臓脂肪に比べれば減り方は少なく、肥満の度合いを表すBMI値は29から27・4と大きく変わったようには見えません。

 

皮下脂肪面積にいたっては、ほとんど変化していません。

 

家でもチェックできる体重や外見だけ見ると、ウォーキングを始めても効果が出ていないように感じてしまうこともあるかもしれません。

 

しかし、そんなときでも体の中を見てみれば、さまざまな指標が健康に向かって大きく前進していることが分かっていただけるのではないでしょうか。

 

Fさんの平均歩数は1日1万2711歩でしたが、これは決して難しい数字ではありません。

 

デスクワークが中心の人でも、たいてい、通勤やオフィス内外の移動で1日に5000歩から6000歩程度は歩いているものです。ちょっとしたコツを実践するだけで、誰でも近い数字を達成することは十分可能です。

 

 

体重が減らない=効果がない、ではないということですね。

 

Kさん(男性) 35歳

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同様に2カ月のウォーキングを試したほかの知人、Kさんの例もご紹介しましょう。

 

35歳のKさんは、内臓脂肪面積が206・7平方センチと基準値を大きくオーバーしていましたが、やはり2カ月のウォーキングでその数値は185・3平方センチと改躍しています。

 

体重は89キロ台でほとんど変化していませんが、ウォーキングの効果は着実に現れています。

 

44歳のSさんは、内臓脂肪面積が127・8平方センチから117・2平方センチと減少していることもさることながら、中性脂肪が半分近くになりました。

 

こうした人たちも体脂肪率などを見るとさほど変化がないため、もしもほかの検査値を見る機会がなかったら、「効果がないいと早合点してしまっていたかもしれません。

 

しかし、繰り返しますが、ウオーキングを続けていれば、体の中では大きな変化が起こっているのです。

 

企業も独自調査をやっている

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実はこの手のダイエットの経緯をチェックする動きは企業も独自調査としてやっていたりします。

 

例えばフィールファイン株式会社というところが2007年7月から2カ月間にわたり独自に行った調査では、東京のオフィスワーカーを中心とした100人以上が参加したウオーキングの成果をまとめられました。

 

 

男女ともに20代から50代までが参加したこのキャンペーンでは、内臓脂肪面積が100平方センチを超えるメタボリック・シンドローム予備群が男性を中心に多く集まりました。

 

調査では、参加者に歩数計をつけてもらい、歩いた歩数を記録していき、キャンペー ン終了後にデータを集計しています。

 

2カ月間のウォーキングの前後で内臓脂肪面積測定と血液検査を行ったところ、男性では内臓脂肪が5%以上減少した人は、約6割にも2平方センチと減少していることもさることながら、中性脂肪が半分近くになりました。

 

 

こうした人たちも体脂肪率などを見るとさほど変化がないため、もしもほかの検査値を見る機会がなかったら、「効果がない・・・」と早合点してしまっていたかもしれません。

 

しかし、繰り返しますが、ウオーキングを続けていれば、体の中では大きな変化が起こっているのです。

 

 

男女ともに20代から50代までが参加したこの調査では、内臓脂肪面積が100平方センチを超えるメタボリック・シンドローム予備群が男性を中心に多く集まりました。

 

調査では、参加者に歩数計をつけてもらい、歩いた歩数を記録していき、キャンペーン終了後にデータを集計しています

 

2カ月間のウォーキングの前後で内臓脂肪面積測定と血液検査を行ったところ、男性では内臓脂肪が5%以上減少した人は、約6割にもなったそうです。

 

ウォーキングを始めることで、メタボリック・シンドロームを遠ざけることは十分可能、というわけですね。

 


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