内臓脂肪を落としやすい食事方法のコツ
ダイエット目的の運動は多くの人がやっています。
でも、ただがむしゃらにやるよりきちんと運動生理学に基づく効果的な運動をやったほうが痩せやすいのは言うまでもありませんよね。
食事についても同様です。
「カロリーの低いものを食べる」とか「就寝3時間前は食べ物を口にしない」とか色々ありますが、実際あなたはどれくらいダイエットにおける食事のコツをご存知でしょうか?
このページでは、内臓脂肪を減らしたい人にぜひ知っておいてほしい、食事方法のコツについて私なりにまとめました。
食事をする際に注意すべき2つポイント
1.空腹を感じる時間帯を意識的に作る
いきなりですが、質問です。
あなたは最近お腹がグーグー鳴る空腹を感じてますか?
感じている人は大丈夫。全然感じてない人はちょっとヤバいかもしれません。
その理由を説明します。
胃の中はカラッポな状態にすると消化機能の回復を助けることが出来ます。胃が空っぽな状態だと強い収縮運動が行われるので、その運動によって胃腸がキレイになるんです。
反対に常時胃に食べ物がある状態では強収縮は行われないので消化機能が低下してしまい便秘になるリスクが高まります。
便秘になると内臓脂肪が蓄積されやすくなります。さらに内臓脂肪が蓄積されると腸は圧迫されてしまうので慢性便秘症を引き起こす原因となります。
つまり、悪循環に陥ってしまうんです。
だから「最近全然空腹を感じてないな~」という人は、1度の食事量を減らしてみたり、間食を控えるようにして、空腹状態を持つ習慣を意識してみて下さい。
もっとも、飢餓状態になるくらい食事をしないと今度は基礎代謝が低下する恐れがあるので、運動をしてバランスよく続けることが重要です。
2.炭水化物は冷やして摂取する
(※我が家の冷蔵庫)
炭水化物といえばダイエットの敵ですが、それでも食べたくなるのが人情というもの。
そこでお勧めしたいのが炭水化物を摂取する際は冷やすという方法です。炭水化物って冷やすと糖として吸収されにくくなるからです。
冷やして消化されにくい状態のでんぷんをレジスタントスターチと呼びます。レジスタントスターチはエネルギーとして吸収されないという性質があります。
そしてなんと!摂取カロリーを半分程度にすることが出来るんです。さらにレジスタントスターチは他にも腸内環境を良くする整腸作用も期待できるオマケ付き。
普段口にしている炭水化物を冷たくするだけでこんな効果が得られるんですから。やらなきゃ損ですよね。可能なら小麦粉を多く含むパン、パスタは控えて、白米、ポテトサラダを冷蔵庫で冷たくしてから摂取するといいでしょう。
レジスタントスターチを増加させて摂取する利点
レジスタントスターチには色々な作用があるので、ちょっと掘り下げて説明します。
摂取カロリーを抑制する効果
でんぷんから摂取できるカロリーは通常1gあたり4kcalです。食物繊維みたいに大腸まで届いて腸内細菌によって発酵される時のカロリーは1gあたり最大で2kcalと言われています。ですがレジスタントスターチを増やすことでカロリーを抑制できます。
糖尿病を予防する効果
レジスタントスターチは吸収されにくいため、デンプンと比較して血糖値は上がりにくいという性質があります。ですからレジスタントスターチを沢山含んでいる食品を摂取すれば糖尿病といった生活習慣病を未然に予防することができます。
腸を整える効果
上でも書きましたが、レジスタントスターチは大腸に届いてから腸内細菌により分解が行わます。そしてヨーグルトでお馴染みのビフィズス菌に変化して結果的に腸を整えてくれる効果があるんです。
満腹感の持続
レジスタントスターチには食物繊維と同じ効果があって、腸内で水分を吸い膨らむため満腹感を持続することが出来ます。少量でも腹持ちがいいので結果的に間食、過食を予防することが出来るのが魅力です。
レジスタントスターチの摂取方法
1.炭水化物を冷やす
炭水化物は温めず冷やすこと。これがレジスタントスターチを摂取する一番手軽な方法です。粗熱を取ってから冷蔵庫で冷やしてみて下さい。
またジャガイモは冷蔵庫で冷やすとレジスタントスターチが増加しやすい食べ物なので、個人的にはポテトサラダがベストだと思います。
(我が家のポテトサラダ)
2.レジスタントスターチを多く含む炭水化物を選ぶ
残念ですが炭水化物であればどれも冷やせば劇的にレジスタントスターチが増加するって訳ではありません。
ジャガイモみたいに冷蔵庫で冷やすことでレジスタントスターチが増加しやすい食べ物もありますが、そうでない食品もあります。
ちなみにご飯の場合はタイ米がレジスタントスターチを多く含んでいるのでお勧めです。
ただし過剰摂取はNGなので食事量は十分に注意して下さい。そして炭水化物を摂取する時にはレジスタントスターチの効果を活用するように心がけるといいでしょう。
3.しっかりと咀嚼する
一口30回が咀嚼する回数の目安です。慣れるまでは回数が多いと思うかもしれませんが、そうすることで少量でも満腹感を得ることが出来ます。さらにしっかり咀嚼することで代謝のアップ、脂肪燃焼効果があります。
あときちんと咀嚼することで胃腸への負担が減ることもメリットですね。消化器官に負担がかかると摂取した食べ物が脂肪として蓄積されやすくなってしまいます。ですがら1口30回噛む事を習慣にしたら食事制限、運動によるダイエットの効果が出やすくなります。
食事で意識したいポイントは2つだけ!!!
- 空腹の時間を意識的に作る
- 炭水化物は冷やして食べる
食事で絶対に意識したいのは以上の二点です。厳密にいえば抑えておきたいポイントはもっと沢山あるんですけど、それはまた別のページで追々説明します。
今まで食事のことなんて全然意識してこなかった人は、是非この2つのポイントを意識してみてください! これだけでも結構変わるもんですよ!